日記から

ああ松茸!

雨の日午後。緊急事態宣言前であれば晴雨にかかわらず午後は喫茶店へ行こうか、映画にしようか、ともかく外に出ようとしていたのに、いまは自室で音楽を聞き本を読むなどしてステイホームをたのしんでいる。それに宣言が解除になったといっても高齢者には不…

三月ぶりの山手線

報道関係者と賭け麻雀をしていたとして東京高検の黒川弘務検事長が訓告処分を受けた。辞職願を提出しても受理せず、懲戒処分とし、そのあと退職させるだろうと思っていたので、訓告で済ませ退職願を受理したのには唖然とした。 公立高校に勤務していた身とし…

芳醇な味わいの芋焼酎

どこかの局の報道番組で、現時点で感染症対策が効果をあげている台湾と韓国を取り上げていた。素人の印象だが、両国とも対策にしっかりとした哲学があると思った。台湾の徹底した情報公開にもとづく社会運行(入国管理、ITによるマスクの供給など)、韓国の…

新しいライフスタイルの発見

外出自粛という籠居だが医療スタッフ、スーパー、コンビニ等生活必需品のお店の方々、物流従事者、清掃局の職員といった方々を思うとなにほどのこともない。それにジョギング、散歩が禁止されていないのはありがたい。先日、山中伸弥先生がYouTubeでジョギン…

WHOを疑う

この四月に退職して十年目に入った。このかん、本を読むのは喫茶店がもっぱらだったが緊急事態宣言を機にお休みとなった。なじみの居酒屋さんもおなじく。 珈琲もお酒も家飲み専一になったけれど、外出を自粛するだけで感染拡大を抑える一助になるのだから何…

東京オリンピックどころではない

自宅にプリンターがなく昨年度までは税務署へ行って確定申告をしていたが、今年度はマイナンバーカードを取得したのでパソコンで必要事項を記入し、ネットで税務署に送信するだけで済んだ。確定申告のためにマイナンバーカードというエサに喰いつくのはしゃ…

無用の人 雑感

「竹林に賢人面や春の暮」(藤田湘子)。 この句に寄せて江國滋が「近年、日本でもむやみやたらに『賢人会議』なるものが催されている。名づけるやつも名づけるやつだが、そんなネーミングの会議に、はずかしげもなくのこのこ出かけていく"賢人諸氏"に対する…

マスクへの視線

吉村昭『海の葬礼』の森山栄之助、『黒船』の堀達之助はともに幕府の英語通詞であるとともに英語の先達として英和辞書の作成、編集にたずさわった。現物は未見だけれど、二人の人物像からまじめと愚直がしみわたった辞書だろうと想像している。 一昨年だった…

判断力と品行

「マチネの終わりに」は「愛染かつら」や「君の名は」(菊田一夫の原作ですよ、念のため)といったすれ違いメロドラマの一大変奏曲だった。 パリでの公演を終えた世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史(福山雅治)と、パリの通信社に勤務するジャーナリス…

お正月明け走り込み!

先週の土曜日はことしの初レース(10キロ)を走り、昨日は「2020.01.18 (Sat) STEP UPレッスン ランニングアドバイザーsaho~☆お正月明け走り込み!20km距離走☆ 」に参加しました。 sahoさんは現役時代、中距離で活躍した女性ランナー。 雨に雪が混じるなか、…

東京都北区赤羽マラソン初参加

一昨日十一月九日、東京都北区赤羽マラソン大会に参加した。毎年この時期は「新宿~青梅43㎞かちあるき大会」に参加していたが、大会そのものがフィニッシュしてしまったので、赤羽マラソンへのエントリーとなった。 フルマラソンはなく、最長はスリークォー…

和田誠さん、ありがとう

原作と映像とのコラボによるわたしのアガサ・クリスティー攻略作戦、今回はエルキュール・ポアロのシリーズ中の傑作「白昼の悪魔」だ。テレビドラマは二度目だが、この機に原作を読んで、殺害された女の義理の子供を娘から息子に変える(正解だな)などアン…

十数年ぶりのスプリングボクス

「春菊や今豆腐屋の声す也」(子規) 夏井いつきさんは『子規365日』でこの句に寄せて、子供の頃に硬貨と凹んだボールを渡され近所の豆腐屋へおつかいに行っていたと思い出を語っている。一九五七年生まれだから東京オリンピック前後の頃だろう。一九五0年…

一日、一日を気持ちよく過ごそう

本屋さんで七月のちくま文庫新刊、大原扁理『年収90万円でハッピーライフ』を見ておもしろそうと思ったが、下流老人予備群が買っていてはハッピーライフにならないと判断して、図書館のホームページで調べてみると新刊文庫は予約待ちだったが、元版の『年収9…

旅のあとに

全巻を読むまえにその精髄を知っておきたくモンテーニュ『エセー抄』(宮下志朗訳、みすず書房)を読み、予想していた以上の魅力を覚えた。これで『エセー』に取り組む条件は整った。 『エセー抄』を読み終えてビル・エヴァンス「Explorations」を聴いた。先…

戊辰戦争の弾痕

わたしのアガサ・クリスティー攻略作戦、今月は霜月蒼氏がクリスティーの総決算と讃える『終わりなき夜に生まれつく』だ。 貧しい青年ロジャーズは呪いの噂のある「ジプシーが丘」に建つ廃屋に魅せられる。散策するうちに美しい娘エリーと知り合い、恋仲にな…

「マッチ 魔法の着火具・モダンなラベル」

たばこは吸わない、塩分は控えめにと教えられてきたわたしだけれど、東京スカイツリーに近い、たばこと塩の博物館は好きだ。企画がよく、自宅から歩いて行けるうえに、六十五歳以上は入場料金五十円!年金生活者にはありがたさに涙がこぼれるほどだ。 さて今…

ユリアヌスからモンテーニュへ

桜の上野公園とつつじの根津神社、ともにわが家に近い花の名所で、上野公園の花見のあとには根津神社のつつじまつりが控えていて、そのあいだには神社に沿って植えられてあるこぶしの木の花が咲き、目を楽しませてくれる。 「こふしの花なしの花はさくらと比…

クリスティー攻略作戦

アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』(創元推理文庫)を読み終えた。 この日曜日(三月三十一日)、喫茶店で朝食をとりながら読み、午後、NHK囲碁トーナメントの決勝戦、井山裕太選手権者対一力遼八段のテレビ対局をたのしみ(一力遼八段が三度目…

義理とふんどしを欠く覚悟、できてます。

「私の理性は曲げられたり折られたりするようには仕込まれてはおらぬ。そうされるのは私の膝である」。モンテーニュ『エセー』より。 三月三日の東京マラソンで、35、6キロあたりから膝に痛みが生じて難渋してしまった。曲げると痛く、階段の上り下りにも痛…

第100回新宿~青梅43㎞かち歩き大会

三月十七日、新宿〜青梅43㎞かち歩き大会に参加した。100回目の記念大会にして、ラストの大会。毎年三月と十一月に催され、今回で半世紀の幕を下ろした。 参加者はいつもより多く、たぶん二千人に届いていただろう。歩いていると「三十年前はもうすこし歩道…

大森洋平『考証要集2』を読む

ラグビー日本選手権決勝(2018/12/15)は神戸製鋼がサントリーに圧勝して十八シーズンぶり十度目の日本一に輝いた。いっぽう地味な話になるけれど同月二十三日にテレビ観戦したラグビー・トップリーグの入れ替え戦、豊田自動織機対三菱重工相模原も見ごたえ…

東京マラソン2019を走った

三月三日、東京マラソン2019を走った。 退職してから、毎年応募しつづけ、今回八回目にしてようやく当選の通知をいただいた。30キロまでは目論見通りだったのに魔物が棲むといわれる35キロあたりで膝痛に襲われて難渋したが、なんとか老骨に鞭打ってフィニッ…

2019読書はじめ

「今年はと思ふことなきにしもあらず」。 一八九六年(明治二十九年)の年初に詠まれた子規の句で、この年、かれは脊椎カリエスと診断されたから結果的に腹をくくらなければならなくなった年の年頭の所感となった。そのなかで翌明治三十年には雑誌「ホトトギ…

年のはじめ

ニ0一九年、六十九歳を迎える年がはじまった。 元旦はおせちと酒とニューイヤー駅伝をテレビ観戦、二日は大学ラグビーと箱根駅伝をテレビ観戦、そして三日は箱根駅伝の応援とアンカーたちの出迎えというのがここ数年のわたしの三が日で、ことしも昨日三日は…

そば

きょうは大晦日。わが家でも、そばとつゆが今晩の食卓に出されるのを待っている。 その年越しそばについて、大森洋平『考証要集2』(文春文庫)に、ある編集者が幸田露伴のもとに年越しそばを届けたところ「これは町家の仕来りであって、幕臣たる幸田家では…

よく食べ、よく愛しあおう

『「あまカラ」抄』(冨山房百科文庫)に収める岡本太郎「食通の資格はない」は情理を兼ね備えた素晴らしい食味随筆だった。 新書版五ページの短文に納得また共感、そして両親の岡本一平、かの子にも触れてその面影を伝えてくれている。わたしにははじめての…

正岡子規の句集に「大きさも知らず鯨の二三寸」という句があった。 なるほど二三寸の鯨肉からは全体の大きさはわからない。若い方のなかには二三寸どころか鯨肉を口にしたことのない人が相当数いらっしゃるだろう。 わたしが小学生だった昭和三十年代、とき…

Merry Christmas 2018

つい先日、銀座のビアホールで飲み会があり、さあ、そうなると、事前に丸の内のクリスマスのイルミネーションを徹底調査しないとおさまらないヒトがいて、徹底的にお付き合いさせていただきました。 昔の歌謡曲のように、君について行こう、どこまでもついて…

台風24号の翌朝に

日本列島を縦断した台風24号。東京では九月三十日から翌日未明にかけて暴風が吹き荒れた。十月一日の朝は快晴で、いつものように上野公園を走ったところ、不忍池のほとりや桜並木でけっこう大きな樹が折れていて風の強さに驚いた。スマホを持って走る習慣が…