イコライザー THE FINAL

ある事情でシチリアに渡ったロバート・マッコール(ゼンデル・ワシントン)でしたが、そこで負傷し、やっとのことアマルフィ海岸沿いの静かな田舎町(ダスタモンテとか言ったかな?思い出せない、架空の名称でしょう)にたどり着きます。そこで温かく接してくれる人々に救われた彼が見たのは暴力集団による大量のクスリ、カスリを奪る横暴、ゆくゆくは住人を追っ払い歓楽街にしようとする計画などでした。
町の人からすればマッコールは「渡り鳥」なのですがさいわい両者は親しみ合い、マッコールは町の危機を救います。闇の仕事人は本作ではけっこう人々の面前でパワーを炸裂させていました。小林旭の「渡り鳥」シリーズと違い、心配のあまりその行動を諫める女性はいません。それどころかマッコールはCIA捜査官(ダコタ・ファニング)と手を携えていました。

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こうして本作は、(渡り鳥+任侠)×イタリア風味、ここに人情噺が加わります。この人情噺のところでマッコールが、居住するマサチューセッツ州からどうしてシチリアへやって来たのか、その事情が明かされます。
イタリアロケがいいですよ。アマルフィ海岸沿いの町を主に、シチリアナポリ、ローマ。イタリア旅行大好きなわたしとしては堪えられませんでした。そしてストーリーは面白く(!)、ためになる(?)のですから大満足でした。

(十月十日 TOHOシネマズ日比谷)