象乗り(2017夏タイ 其ノ五)


アユタヤ観光の核となっているのが歴史公園ともうひとつ象乗りである。象はタイのシンボル、王様から庶民に至るすべてを守ってくれる特別な存在なのだ。
象に乗るのはたしか三百バーツだったから日本円だと九百円。乗ったかって?それが同行の家族が乗るのを撮ってやりたくてカメラマンを務めることとなり、するとそのやりとりを聞いていた方が、私たちも撮ってほしいと申し出られ、都合四組(乗るのは二人一組)の方々を撮影させていただいた。預かったデジカメで撮り、スマホの方にはあとでメールを送り、というふうにいつになく世のため、人のため、家族のために尽くしておりました。
まれに象が暴れることがあるそうだが、さいわいこの日はのんびりしたもので、わたしは汗をかきながら撮影に没頭していた。