「カレンダーガールズ」

録画しておいた「カレンダーガールズ」(2003年)を愉しく観た。「フラガール」を思わせる作品で、ヘレン・ミレンをはじめとするイギリスはヨークシャーのおばちゃん、おばあちゃんが、白血病の研究への寄付金づくりに自分たちをモデルにヌードのカレンダーを制作販売したところ、これが大ヒット商品となる。実際の出来事が基になっているそうだ。
企画の段階で最年長とおぼしき女性が「股間は嫌よ。たった一人の男に捧げたんだもの」と言うと発案者の女性が「夫思いなのね」、すると「夫じゃないの」!
夫は「やらせてあげた」が「捧げた」男ではない。亭主としてはゆゆしき事態なのだが知るのは妻だけだ。笑って済ませたいところだけれど、気がかりな諸兄もいらっしゃるのでは。文学はこういうところから生まれたような気がします。