オランダもベルギーもともに気候は寒冷でワインの栽培には不向きな地域だ。代わって製造が盛んなのはビールだ。ただし今回の旅行中、食卓に出されたビールに限っていえばオランダとベルギーとではだいぶん事情が異なっていた。
オランダではハイネケン一色、それ以外のビールをのどに通すことはなかった。ネットではアムステルビールとかグロルーシュといった銘柄があるのが知れるがお目にかかれず、わたしたちの食卓ではハイネケンの独占状態が続いた。いっぽうベルギーは種類、銘柄ともにバラエティに富んでいてレーベル数は千を超すそうだ。
写真はハイネケンとオランダ風クロケット。わたしにはコロッケと見分けがつかないが、このクロケット、オランダでは自動販売機でもホカホカ熱熱にして売られている。小腹がすいたときの食べ歩きに、ビールのつまみに最適の国民的料理だ。