ガラタ橋(土耳古の旅 其ノ四十四)

クルージングの発着場所の近くにあるガラタ橋。金角湾に架かる長さ490mのこの橋がイスタンブールの新市街と旧市街を結ぶ。
現在の橋は1994年12月に開通していて、1845年に開通した初代の橋から数えて5代目となる。上層が車道、下層がレストラン街となっている。夜になるとレストラン街はライトアップされる。
橋には朝から釣り糸を垂れている人がたくさんいる。釣果を見て回る余裕はなかったが、NHKBS放送の世界ふれあい紀行ではイスタブリットというアジの一種を釣り人が披露していた。内蔵をとったあと小麦粉をまぶしてフライにして食べると最高だとか。酒のつまみにもグーとのこと。
東洋と西洋が融合する景色に見とれているうちに船は進む。見上げれば旋回するカモメの群れ。この空間を流れる時間の基調はゆったりとした釣り人のもたらすものだろうか。