キャベツ畑と風力発電(春の銚子で 其ノ一)


三月末に銚子在住のYさんのおさそいで東京駅八重洲口から出ている高速バスに乗り銚子へ行った。ぜひ旅してみたいところだったので願ってもない機会となった。
銚子は江戸時代に利根川水運が開発され醤油醸造業と漁業が発展した町で、露地野菜を中心とする農業もさかんだ。イオン銚子店前のバス停で下りてYさん宅へ向かっているとさっそくあちらこちらにキャベツ畑が見える。海洋性気候で冬も暖かいこの地域は春キャベツの一大生産地でこれから出荷が本格化する。近年、球が固くしまり球内が真っ白で偏平な「寒玉」に代わり、球のしまりがゆるく球内の葉が緑色を帯びた「春系」がやわらかくておいしいということで生産量が増加しているそうだ。
キャベツ畑とともに見えるのがプロペラ状の風力発電機で、海からの強い風が適しているのだろう国内有数の風力発電の地となっている。