「鈴懸の径」(2015オランダ、ベルギーそしてパリ 其ノ五十)

ほんとうに素敵な場所へ案内していただいた。心も身体も洗われる気がしたコロマバラ園だった。ノーマークどころか名前すら知らなかった場所だったから余計うれしかった。

季節外れに近い時期ながら花の魅力は十分感じられたうえ、門前にいたる「鈴懸の径」(マロニエかもしれないがそんなこと言ってはいられない)が魅力で、錦上花を添えてくれた。この季節は葉色の変化が増す時期で、バラ園が閉園しているあいだであってもこのプロムナードだけで訪れる価値はあると思った。

柔らかい木洩れ日が射す並木道の静かでやさしい空間に緩やかな時間が流れていた。離れるのが惜しくてわたしはいつになくゆっくりとした歩調であるいた。

帰りのバスではさっそくスマートフォン灰田勝彦の歌と鈴木章治とリズムエースによる演奏「鈴懸の径」を聴いた。

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