「デルフトの眺望」(2015オランダ、ベルギーそしてパリ 其ノ十九)

現存するフェルメールの作品は三十三点から三十六点(研究者によって異同がある)と少なく、そのうちマウリッツハイス美術館には「真珠の耳飾りの少女」「ディアナとニンフたち」「デルフトの眺望」の三点が展示されている。

なかで「デルフトの眺望」はゴッホが色彩と光に驚嘆し、マルセル・プルーストが『失われた時をもとめて』で「私はこのように書くべきだった」と賞賛した絵画で、見とれているとFacebookに載せた写真に従妹からコメントが来た。

十数年前にオランダ、ベルギー、ルクセンブルグをレンタカーで廻っているうちに「デルフトでフェルメールの絵画を見て、夫がファンになりました。フェルメールで見ていないのは、あと二つだけ」とのこと。三十数点のフェルメールを見ているなんてうらやましい。頑張って追いつかなくては。

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