三峡老街(2015初夏台湾 其ノ二十六)


三峡老街。台湾にいまあるオールドファッションドタウンのなかでいちばん伝統が保存されている歴史的価値の高い街並みといわれていて、じっさい「古き良き」といった言葉を冠したい雰囲気のあるところだった。
お茶、樟脳、木材、織物などを台北へ運んだ商業の町で、経済の繁栄は多くの富裕層を生み、分限者の町として発展した。
風情のある赤煉瓦の建物がならぶ通りは一味ちがう散歩とショッピングの空間で、ゆったりとしたひとときをもたらしてくれる。煉瓦の多くは日本製で、街並も日本統治時代に出来ている。
いくつかのお店に「金角」「牛角」とある。不勉強で、こちらへ来てはじめて知ったのだが「金角」は台湾風クロワッサン、「牛角」は台湾風アイスクリームでともにいくつか種類がある。おいしかったな。アイスクリームを食べたのはローマのスペイン広場でジェラートをいただいて以来だった。