スターバックスで(2015初夏台湾 其ノ二十五)


台北では伊樂園大飯店(PARADAISE HOTEL)に連泊した。台北市萬華区西寧南路にあって大きな繁華街の一角を占めている。その繁華街にスターバックスがあり、入ってみたところ、一階は狭くて、注文した品をつくってわたす、あとは販売用のマグカップなどを並べているだけのフロアーだ。
ところが上にあがると広々していて四階までテーブルと椅子が置かれている。昔の茶館をすこしモダンにしたたたずまいがまことによい感じで、最上階は小さな画廊を兼ねている。レトロとモダンが調和する癒しの空間といったところだ。
茶館については「中国で、茶と点心を提供する飲食店。宋代、飲茶の習慣の普及とともに都市部に多くつくられ、庶民の交流・娯楽の場となった」(デジタル大辞泉)とある。茶瓶をさげて近所の人を訪ね合いよもやま話をするところから商売に発展したのだろう。