タクシー(2017夏タイ 其ノ八)


バンコクのホテルから繁華街へタクシーで向かっていると、運転手さんからタブロイド判の新聞紙を渡され、日除けにしてちょうだいというのでご指示に従った。ご覧のように運転席のほうも日除けをしてあるのだが法規上、大丈夫なのだろうか。
ホテルで呼んでもらったタクシーだったから乗るとすぐにメーターを倒して走ってくれたが、町で拾う際は、いちいちメーターで走ってくれるかどうかを確認しなければならないのは困ったことだ。ホテルから繁華街までメーターで走ると百バーツほどなのに、メーターを使う気のない運転手は行き先を言うと三百バーツでどうかなんてもちかけてくる。
初乗り運賃十バーツ、およそ三十円だからずいぶんと安く、吹っ掛けられてもさほどのことはないのだが、不正を働く運転手にもうけさせるのはいやだから、メーターで走ってくれた方にはそれなりにチップを渡した。ノー・メーター、ノー・サンキューなのだ。