プラド美術館(西班牙と葡萄牙 其ノ十五)

プラド美術館。歴代のスペイン王家のコレクションを展示している。フラ・アンジェリコ「受胎告知」、エル・グレコ「胸に手を置く騎士」、ディエゴ・ベラスケスラス・メニーナス」、フランシスコ・デ・ゴヤ「着衣のマハ」「裸のマハ」などわたしでも知っている絵画がずらり展示されていた。
所蔵品三万点のうち三千点が展示されている。屋外と異なり館内を廻るのはけっこう疲れる。ましてやコレクションの凄さを誇る美術館だから一苦労だった。残念ながらバチカン美術館やルーブル美術館とは違い、ここは作品を撮るのは禁止されていたので写真は外観のみだ。
建物は一七八五年にカルロス三世が自然科学に関する博物館を作るためフアン・デ・ビジャヌエバに設計させたが博物館として使われることはなく、カルロス三世の孫のフェルナンド七世が妻マリア・イサベル・デ・ブラガンサの進言を容れ美術館とした。