砂漠のシルエット(モロッコの旅 其ノ三十六)


ジャズのライヴスポットで演奏しているトランペッター(真田広之)が休憩時間に、金銭トラブルが原因の刺殺事件の一部始終を目撃したクラブのホステス(ミッシェル・リー)を助けたことで逃走劇に巻き込まれてしまう。和田誠監督「真夜中まで」で、客席にいた大竹しのぶが「月の沙漠」をリクエストすると真田広之はいくらなんでもここはジャズスポットですからと不機嫌に断ってしまう。(ラストシーンではリクエストに応えて演奏する)
もっともこの曲はジャズと相性がよくてトランペッターのリー・モーガンがDesert Moonlightとして演奏していたし、薗田憲一とデキシーキングスによるデキシーアレンジも魅力だ。
写真は太陽の光を受けて砂の壁に映ったわたしたちのシルエット。月の光を浴びて砂漠に映る影も見てみたかったな。