鉄砲、パン、てんぷら(春の銚子で 其ノ九)


犬吠埼 ロカ岬友好記念碑」は銚子市制施行六十周年及び種子島ポルトガル人が初めて到来した一五四三年から数えて「日葡友好四百五十年」にあたる一九九三年に建立されている。写真の碑文には「ポルトガルが、鉄砲伝来以来わが国にもたらした影響は文化・芸術・技術各般にわたり、パン・てんぷらなど数多くの文物が東西交流の証として日本文化に深く息づいております」とあり、鉄砲、パン、てんぷらのならびが影響の大きさを示している。
過日ロカ岬を訪ねたツアー参加者のうちLINEで連絡のとれる方々に犬吠埼とロカ岬の友好関係を一報したところ「ロカ岬と犬吠埼は友好関係にあったなんて初耳。ビックリです」「スペイン、ポルトガルの旅の余韻に犬吠埼を訪れるというNICEな完結編に拍手」「そういえばある方がロカ岬で犬吠埼に似てる!って言っていました。あのカンは正しかったのですね」といった返信をいただいた。