黒海とマルマラ海を結ぶボスフォラス海峡、マルマラ海とエーゲ海ひいては地中海を結ぶダーダネルス海峡はともにヨーロッパとアジアの境界であり、古来戦略上の要衝の地である。
1853年に起こったクリミア戦争の結果、ロシアはダーダネルス・ボスフォラス海峡の自由な通行ができなくなり、対外進出は大きく頓挫した、そのいっぽうイギリスとフランスの発言力が高まった、なんて世界史の授業が思い出されます。
わたしたちはこの日カーフェリーでダーダネルス海峡を渡り、その後陸路でチャナッカレを経由してトロイへと向かった。写真にあるとおり、平穏な海を快適に渡ったが、旅行中トルコ政府は国家機密やプライバシーを晒しているとしてTwitterを遮断してネットメディアの排除に動いた。帰国後のニュースによるとYouTubeも遮断したそうだ。天気晴朗なれども政治の波は高い。