銀座テアトルシネマ

銀座一丁目に建つ銀座テアトルシネマが五月末を以て閉館する。いま劇場ではクロージング作品「天使の分け前」とともに、開館した1987年からこれまでのラインナップから選ばれた作品がナイトショーで日替わり上映されている。「バッド・エデュケーション」「トーク・トゥ・ハー」「夏時間の庭」「あるいは裏切りという名の犬」「白いリボン」などいずれもここで観た作品、というか多くはこの劇場でしか上映されていなかった。
このブログで扱った「愛、アムール」「塀の中のジュリアス・シーザー」「あの日 あの時 愛の記憶」「サラの鍵」「ぼくのエリ 200歳の少女」もここで鑑賞した作品だった。
閉館はビルの売却にともなうもので残念ではあるけれど東京テアトルという運営会社は健在だからこれまでどおり単館系劇場が果たしてきた個性ある作品の供給はしっかりつづけてほしいと願っている。