昭和史のコンパクトな史料集として重宝している半藤一利編『昭和史探索』の第一巻に一九二八年(昭和三年)六月四日の張作霖爆殺事件の処理の過程で西園寺公望と牧野伸顕とが天皇と皇室のありかたについて見解の相違を生じさせた興味深い議論がある。 はじめ…
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