2015-04-20から1日間の記事一覧

人を育てる

古今亭志ん朝が朝太の名で前座デビューした頃というから一九五七年(昭和三十二年)の話だろう。当時新国劇の脚本を書いていた池波正太郎は朝太を劇団に入れて、ゆくゆくは後継者にしたいと内幕で相談したことがあったという。 実現を見なかったのは落語ファ…