関東大震災をめぐる言論のなかで宮武外骨は在野において異彩を放ったが、その対極にある東京帝国大学法学部という「体制エリートの製造販売所」(高島俊男『寝言も本のはなし』)にも末弘厳太郎という異端の言論人がいた。 末弘の著『嘘の効用』(川島武宜編…
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