サン・カルロ書店のドアをあけた。教会と同様に静謐な空気に包まれた店は軽々しく立ち入るのがはばかられる古書店のようだ。 小さなカウンターがあり、書店の方とお客さんが話をしていた。この二人のほかにはわたしがいるだけだ。 会釈をして奥に入ると、読…
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