美しいお嬢さんが茶ぶくさを落としたのを、さる大店の若旦那が拾って渡したところ、お嬢さんは短冊に「瀬を早み岩にせかるる滝川の」と歌の上の句を書いて去って行った。下の句は「われても末にあはむとぞ思ふ」。夫婦の契りを歌った崇徳院の恋歌だ。 寝つい…
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